はじめまして、こんにちは。
歯科医療総研の山本と申します。
昨今の補綴治療においては「低侵襲」であり「長期的なメンテナンスのしやすさ」が求められるようになってきましたが、そこで注目されてきているのが「義歯治療」です。
2009年の統計では義歯装着者は2,820万人と日本の人口の5人に1人という割合で、市場規模は1,000億円を超えると言います。
歯磨き剤の市場規模が650億円でスキンケア用品の市場規模が982億円ということなので、義歯を必要としている人がどれだけ多く潜在しているのかお分かりになると思います。
そんな状況の中、最新の電化製品、交通インフラ、医療機器などで使われている「磁石」が歯科の義歯治療において静かに革命を起こしているのをご存知ですか?
マグネットデンチャーは低侵襲でありがら審美性、機能性、清掃性を併せ持っており、特に高齢者にとっては第一選択とすべき補綴方法なのですが、多くの先生が…
「磁石を口に入れるのは危険」「外れやすい」「壊れやすい」「費用が高い」「難しい」といった先入観をもたれており、なかなか臨床に活用できていないのが現状かと思います。
ですが、マグネットデンチャーは2021年には保険収載され、さらには令和6年の改定では200点ほどの加点もされているので行政が認めてハイペースで推進していることがわかると思います。
また、ストローマンなどの世界的インプラントメーカーが保険で使える天然歯用のマグネットをわざわざ専用のカタログを作って販売していることからも高い国際評価を得ていることが伺えます。
つまり、『科学+行政+メーカー』三位一体で信ぴょう性は折り紙付きであることは間違いないのです。
では、なぜマグネットデンチャーを扱える歯科医師は少ないのか。
マグネットデンチャーが保険に加わった2021年以降の大学でのカリキュラムでは少し手厚くなったかもしれませんが、今現役世代の先生が大学にいる頃は「補綴学」の中でかなり限定的な基本理論程度しか学ぶ機会はなかったと思います。
ですので、卒業後の補綴専門研修や歯科医院での勉強会、学会セミナーなどで詳しく学ぶしか手段がないのですが…
マグネットデンチャーに関しては学べる書籍や講義が極端に少なく、有識者もかなり限定されてしまって限定されてしまっています。
しかし、マグネットデンチャーはこれからの「高齢社会の日本」に必要になります。
侵襲性が高い治療法や複雑な補綴装置は、高齢者にとって負担になるのは間違いないですし、通院が難しくなる将来を考えるなら「簡単・確実・安全」に越したことはないはずです。
しかも「マグネットは特殊な技術が必要で難しい」という先入観とは真逆で、
そして、多くの院長先生が「仕方がない」と見過ごしてきた従来の補綴の問題のほとんどを解消できるかなり革命的な治療法になりますので、今回は33年以上の臨床でマグネットを使った治療は800症例超、ロケーターやバーの欠点を誰よりも知り尽くした“磁石補綴の開拓者”ともいうべき人物をご紹介させていただきます。
福岡県久留米市で「こつぼ歯科」を開業している小坪義博(こつぼ よしひろ)先生は、マグネットのアタッメントが日本でまだほとんど使われていない30年以上前から臨床を重ねており、2023年には『みんなにやさしいマグネットデンチャー』をクインテッセンス出版より刊行しております。
KOTSUBO DENTAL CLINIC
院長
小坪 義博
■プロフィール
1981年に福岡歯科大学卒業後、約8年間の勤務を経て、出身地である久留米市北野町で開業。開業後3年目より、SJCD(現在の日本臨床歯科学会)の創設者の一人である本多正明先生に師事。マグネットIODに関しては日本の歯科臨床に用いられるようになった当初からマグネットを使った症例を1000件以上手がけている。
2023年に著書『みんなにやさしいマグネットデンチャー』をクインテッセンス出版より刊行。
小坪先生がマグネットを扱い始めた当時は海外製のアタッチメントのみで「必要以上にサイズが大きい上に錆びる」などといったことが多かったそうです。
ですので、その当時の印象を持っている先生はマグネットへのイメージが悪くなっていても仕方ないのですが、これはここ何年かで大きく変化し、サイズはコンパクトなのに維持力は強くほとんど錆びない日本製(トヨタグループ会社開発)マグネットが登場しています。
もちろんマグネットは平面で磁力を発揮しているので少し横にずらすだけ外れて、近くに持って行くだけで磁力によって定位置に引き寄せられるので患者さんや介護者でも簡単に取り外しができて清掃も容易です。
痛みや異物感がほとんどなく、クラスプなしで仕上げられるため、審美性にも優れています。
また、理論的には磁性アタッチメントの維持力は不変で、小坪先生の患者さんでも20年近く磁石を変えなくてもまったく問題ないケースが多いそうです。
当然ですが磁石を口腔内に入れることに対しての問題もありません。
吸引力を発現する磁力線は、アタッチメントの磁気回路の中のみに閉じ込められた状態になっていますので磁力線は殆ど外に洩れないことが実証されているそうです。
マグネットのような取り外しのできる装置というのは負の選択みたいに言われることもありますが、特に高齢の患者さんは歯科医師の先生が思うほど全てを固定式にしたいと望んでるわけではないと思います。
現に小坪先生の医院では、従来の治療法とマグネットを患者さんに選んでもらっていますが…
つまり2021年の保険収載以降、磁性アタッチメントは “患者さんに知ってもらえれば選択されるのに歯科医師が選択しない” といった分野の筆頭になってしまっているのではないでしょうか。
「保険に入っているのに
ほとんどの歯科医師が使い方を知らない」
「だから患者さん自身も口の中に
磁石が使えることを知らない」
「そもそも歯科医師が学べる場がほとんどない」
せっかくの技術革新であるのに、このような状態は非常にもったいないと思いますので、今回は小坪先生にお願いしてマグネットデンチャーを臨床現場に落とし込む機会を作らせていただきました。
「保険領域での臨床」と「自費診療としての臨床」「同じく自費のIODにマグネットを使った臨床」の3つを完全に網羅した内容を…
症例解説と共に詰め込んだオリジナルセミナーの映像としてご用意しておりますので収録されている内容を具体的にお話いたしましょう。
2021年9月に磁性アタッチメントが保険に入りました。
保険適用の条件は天然歯限定。根面版に使う金属が金パラか銀合金となっており、マグネット材料は「フィジオマグネット」と「マグフィットM」の2つのみです。
マグフィットMのほうがウィングがあることによって脱離しづらい形なので、比較した場合は大きなアドバンテージがあると言います。
また、保険診療の場合は必ずキーパーボンディング法という設置方法をとらないといけません。これは既製の磁石アタッチメントを義歯フレームに接着(ボンディング)する方法で製作が比較的簡単で修理や交換がしやすいのが特徴です。
キーパーボンディング法の製作ステップは…
①根面板ワックスアップ
②キーパー接着
③口腔内セット
という3ステップですのでこちらについて映像解説しています。
保険診療のマグネットは丸形しかないのが問題でして、例えば上顎4番とかだと長方形じゃないと合わないので、長方形が望ましいケースの場合は保険外で「マグフィットEX」という長方形のマグネットを使います。
また自費診療であれば「鋳接法」という設置方法を行うことができます。
磁性体のアタッチメント(マグネット部分)を金属フレームに一体的に鋳造(キャスト)する方法で、強固で一体感があり耐久性が高く磁石の位置ずれが少なく安定します。
こちらについても小坪先生による症例を用いた解説を公開しています。
フルデンチャーの場合、20数年前から海外ではIODが第一選択になると言います。
インプラントの上部構造を固定式にしなければならないというのは歯科医師側の思い込みの部分が強いのです。
IODをマグネット方式にするにはインプラントの上部に磁性アバットメント(磁石の土台)を装着し、義歯側に対応する磁石を取り付けて吸着させます。
ロケーターと違ってアンダーカットがないのでマグネットは着脱も摩擦程度ですし、汚れの入り込みもほとんどなく簡単な水洗いでだけで十分です。
埋入の傾斜に関してもロケーターは20度が限界ですがマグネットは30度までいけます。マグネット方式IODも完全解説します。
いかがでしたでしょうか?
このように小坪先生が33年と800症例以上のマグネットデンチャー臨床を重ねて、保険と自費(フルデンチャー&パーシャルデンチャー)の両方を実際の臨床動画を見せながら解説されているのが今回ご用意した143分のセミナー動画教材になります。
マグネットデンチャーは設置方法を間違えなければほぼ永久に維持力を保てますが、設置時に間違いがあると腐食をさせてしまうので、小坪先生ご本人による講義動画は必ず見ていただくべきかと思います。
そこで今回お話しきれなかった一部をご紹介しますと…
このように、非常に有識者の少ないマグネットデンチャーの理論と実践を全てお伝えすることができるのは今回ご提供させていただくオリジナル動画教材だけです。
これを見てもらってそれでもマグネットデンチャーが何なのかわからないってことはまずないでしょうし、別に今までの補綴のやり方を変える必要はなく、選択肢を増やすことができればあとは患者さんに選んでもらうだけです。
(小坪先生の医院は8割の患者さんがマグネットを選ぶそうです。)
今回ご紹介したのは8割以上の義歯患者さんがマグネットデンチャーを選択するほどの、33年の歳月をかけて800症例以上を行ってきた小坪先生だからこそ教えることができるマグネットデンチャーの現場臨床になるのですが…
これは誰でも扱える“経験を問わない”アタッチメントですので院長先生の今までの補綴のやり方に選択肢を増やすことが可能になります。
そして今回、興味を持っていただいた先生には少しでも安く提供したいと思い89,800円を定価にしたのですが…
先着100名様限定
とはなりますが
定価から更にお安くした
34,800円の
超特割価格
でご提供させていただきます!
しかも!
今回は早期お申し込み者のみの期間限定特典を
お付けさせていただこうと思います。
たった1本の動画教材が、貴医院に最高の未来を提供してくれることをお約束してご案内を終わらせていただきます。
最後までお読みいただき、有難うございました。